10/22(土) 18:06配信
東スポWEB

本村弁護士 岸田首相の教団解散命令「ヤル気あるのか疑わしい」「かなりのんびり」

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)から名誉棄損で提訴された弁護士でタレントの本村健太郎氏が22日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演。宗教法人法に基づく同教団への解散命令請求の動きについて解説した。

 岸田文雄首相は当初、同法に基づく「質問権」を行使することについて「民法の不法行為は入らない」と国会答弁。翌日には「民法の不法行為も入り得ると整理した」と答弁し、野党から朝令暮改との批判を受けた。

 本村氏はモニターに「掛け声だけで終わらせてはいけない! 岸田総理が本気でヤル気があるのか実は疑わしい」と文字で表示し警告。続けて「いきなり180度変えて『やる』と言い出した人ですから、ちょっと信用できないというところはある。支持率が下がっているからあわてて言い出したという感じもある」とその文章の趣旨を説明した。

 さらに「本気でやると決めたのであればそれはいいと思う。本気でやれば、これは必ず解散命令まで行くはず。要件は十分満たしているはずです。法令に違反して公共の福祉を害すると明らかに認められる行為をやってますから。裁判所にこれまでの判例の積み重ねを出せば、当然裁判所は認めます」と今後について見込んだ。

 だが一方で、岸田首相は質問権行使による調査を「年内にスタートさせたい」とするなど「かなりのんびりしてます」(本村氏)と危惧。「質問権を行使と方針を転換させたことはいいかもしれない。ただ、これだとちょっと時間がかかりそう。本来は質問権の行使なんてしなくたっていい。解散命令の請求はとっくにやれたし、準備をして取り掛かれば今でもできる。質問権の行使は必ずしも前段階で必要なものではない」と見解を示した。

 その上で「コロコロ変わる、唐突に『やる』と言い始めたところが疑わしいので、岸田総理が本気でやる気があって、本気で『やれ』と言えば絶対これは解散命令まで行きます。だからあとは岸田総理のヤル気」と訴えた。

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