2カ月後に開幕する『FIFAワールドカップカタール2022』で日本代表と同組に入ったコスタリカ代表が23日、韓国で同国代表と対戦した。

試合は、立ち上がりからホームの韓国が押し気味に試合を進めるが、コスタリカも守備陣が粘り強い対応を見せて応戦。しかし28分、韓国が右サイドでの組み立てからユン・ジョンギュのパスをゴール正面ボックス手前で受けたファン・ヒチャンが左足でゴール右隅に決めて韓国が先手を奪った。

 対するコスタリカは、ヘルソン・トーレスのシュート性のボールにアントニー・コントレラスが頭で合わせるも、これはオフサイド。その後、韓国の猛攻を凌ぐと41分、右サイドから左足でゴールに向かうクロスが入ると、韓国DF陣がクリアしきれずファーサイドに流れたボールをジェウィソン・ベネットが押し込んだ。

 さらに迎えた後半、新顔のアルバロ・サモラらを投入したコスタリカが63分に勝ち越し点を奪う。中盤でボールを奪ったジョエル・キャンベルがそのまま持ち上がって左に展開。サモラの浮き球をコントレラスが頭で狙うが、これはGKに阻まれてしまう。しかし、ゴール前にこぼれたボールをベネットが再び押し込み、リードを奪った。

 その後、ホームの韓国が必死の反撃を見せると、80分にボックス外で手を使ってしまったコスタリカのGKエステバン・アルバラドが退場処分となり、そのプレーで得たFKをソン・フンミンが直接沈め、スコアは2−2に。結局、試合はそのまま終了となり、韓国の猛攻を凌ぎつつ、要所でゴールを奪ったコスタリカが敵地で引き分けた。

【スコア】
韓国代表 2−2 コスタリカ代表

【得点者】
1−0 28分 ファン・ヒチャン(韓国)
1−1 41分 ジェウィソン・ベネット(コスタリカ)
1−2 63分 ジェウィソン・ベネット(コスタリカ)
2−2 85分 ソン・フンミン(韓国)


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