ウルグアイ代表FWルイス・スアレス(35)は、今年末にナシオナルを退団することになるようだ。『ESPN』が伝えている。

これまでリバプールやバルセロナ、アトレティコ・マドリーといったヨーロッパのメガクラブを渡り歩いたスアレスは、昨シーズン限りでアトレティコを退団。

新天地を探していた中で、リーベル・プレートやドルトムント、ロサンゼルスFCなどが移籍先に浮上。一方で、キャリアをスタートさせたナシオナルのファンが熱烈なオファー。ファン約2万人が、同選手のお面を被って復帰を歓迎するなどしていた中、本人も古巣復帰を決断した。

そして、16年ぶりの古巣帰還を果たしたベテランストライカーは、ここまでのリーグ戦8試合で4ゴール3アシストを記録するなど、さすがの存在感を示している。

だが、熱狂的なナシオナルのファンがウルグアイ代表FWの勇姿を拝めるのは、今年末までとなるようだ。

ナシオナルのホセ・フエンテス会長は、スアレスが今年末で退団することを認めた。

「(ウルグアイの)シーズンが終わり次第、スアレスは去ることになる」

「それが当初から我々が合意していたことだ。私がこの話をしているのは、誤った期待を生まないようにするためだ。彼はすでにここへ来るために多大な努力をしてくれた。だが、スアレスは去ることになる」

フエンテス会長のコメントの通り、スアレスは今回の古巣復帰に際してサラリー面での大幅な譲歩をしている。もちろん、古巣ファンのラブコールに応えたい考えもあったと思われるが、自身最後の大舞台となるカタール・ワールドカップに万全のコンディションで臨みたい考えがあり、クラブとの思惑が合致する形で今季のプレーが実現している。

そのため、2023年には再び多くの可能性を考慮する形でキャリア最終盤を過ごす新天地を探すことになりそうだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b88f95e33412ec03549e903f2a5c8e610b5bf1f0