長寿番付3年連続全国トップ 夫婦で計185歳、円満ボウリング人生:朝日新聞
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須田世紀 2022年9月19日 9時30分

夫婦ともに90歳を越えたいまも週1回、クルマで向かう場所がある。50年以上前に始めて夢中になったボウリング場だ。かつての好スコアは出ないが、夫は「ピンが倒れる音が爽快」、妻は「夫婦円満のひけつ」と語る。

 この夫婦は山形市で暮らす西村久男さん(94)と久子さん(91)。19日の敬老の日を前に、日本ボウリング場協会が毎年発表する「全国長寿ボウラー番付」夫婦編で、3連続で国内トップに立つ。

 番付はボウリングを趣味として月1回以上楽しむ人で、男性編は80歳以上、女性編は75歳以上、2000年から始まった夫婦編は計150歳以上が対象だ。西村さん夫妻は2人で計185歳。計170歳以上の「横綱」の中でも頂点に君臨する。昨年の夫婦編の番付は協会側のミスで掲載されていないものの、認定証は発行されている。

かつて甲子園をめざした球児、ソフトボールで活躍した女学校時代

 久男さんがボウリング場に通い出したのは、国内でボウリング熱が高まり始めていた1967年。経営する印刷会社の取引先に誘われたのがきっかけだった。

 戦争でかなわなかったが、夏…

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