https://www.fnn.jp/articles/-/413877
2022年9月7日

近年の昭和レトロブーム。その影響で、いま、「初代ウォークマン」の価格が高騰しているといいます。

初代ウォークマン 10年前の約5倍の価格に
1979年に発売された、初代ウォークマン。「音楽を持ち歩く」という新たなライフスタイルを創造した、大ヒット商品です。
そんな初代ウォークマン、中古品の売買を行う業社によると、いま市場価格が高騰しているといいます。

BuySell Technologies・商品戦略本部 永冨悦史 部長:
5万円から10万円ぐらいの市場販売価格になっています。例えば10年ぐらい前ですと、動くもので、1万円から2万円ぐらいが大体相場でした。
壊れたものですと大体3万円ぐらいですかね。10年前だと3000円とかですね

10年前の5倍ほどに高騰。さらに、壊れてしまっている製品まで価格が高騰しているといいます。

実際、インターネットのフリマサイトを見てみると、数多くの出品が。中には5万円を超える価格で購入された物や、6万5000円近くで購入された物もあります。さらに、25万円を超える価格で出品されているものもありました。

「エモい」カセットテープも人気再燃
しかし、なぜいま初代ウォークマンが若者に人気なのでしょうか。

20代:
なんかエモい感じ。えも言われぬ感じ。全部はっきり聞こえないのが、不自由な感じがいいんじゃないですかね

20代:
確かに便利さはないんですけど、ただやっぱり、カセットテープ入れた時のカチッという音とか、ああいうのも結構好きだなと

ウォークマンだけでなくカセットテープ自体も、昭和レトロブームの中、人気が再燃しているというのです。中古品売買業社は、今後少なくとも数年間はこのブームが続くのではないかと見ています。

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