9/7(水) 22:33配信 毎日新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad41cb120eb4a0d6a13a9533ad3c6bce428d8296

 NPO法人「移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)」(鳥井一平代表理事)は、NHKの国際ニュース番組「国際報道2022」で8月に放送された「外国人の不法滞在の長期化」の内容について、「出入国在留管理庁(入管)側の主張を一方的かつ無批判に伝えている」として抗議する声明を発表した。声明は6日付で、NHKの前田晃伸会長らに送付した。

 番組は8月31日放送。入管に密着取材し、在留資格のない外国人に対し帰国の説得をする様子などを報じた。そこで「人道上の理由から基本、身体拘束するなどして強制的に退去させることはない」と説明した。

 しかし移住連は「退去強制令書が出された外国人が、入管職員によって無理やり飛行機に乗せられようとして死亡したり、す巻きにされて送還されたりした事例がある。事実ではない」と非難した。

 NHKは「抗議声明が出たことは承知しています。指摘を受けた事項については、現在、確認を進めており、必要に応じて適切に対応していきます」とのコメントを出した。【松原由佳】