読売新聞2022/09/01 05:00
https://www.yomiuri.co.jp/sports/yakyu/20220901-OYT1T50009/

 大学準硬式野球の新たな大会が、11月に甲子園球場で開かれることが全日本大学準硬式野球連盟(東京)への取材で分かった。準硬式の試合が甲子園で行われるのは初めて。2年前の夏、新型コロナウイルス感染拡大の影響で全国高校選手権に出場できなかった元高校球児らに「聖地」でのプレー機会を提供する狙いもある。

 大会は「日本一決定戦」と題し、全国の大学準硬式リーグを東西の2チームに分け、各25人を選抜して1試合を行う。9月下旬から始まる選手選考では、全国高校選手権が中止となった2年前、各都道府県の独自大会で優勝した選手などが対象となる。連盟関係者は「甲子園は特別な場所。高校卒業後に、再び目指す機会があってもいい」と話している。

 準硬式は、表面が天然ゴムで覆われ、内部は硬式とほぼ同じ球を使用する。同連盟によると、今年6月末時点で全国約270大学に8600人以上の部員が所属している。