国際ジャーナリストでタレントのモーリー・ロバートソンが27日、読売テレビ「あさパラS」に生出演。日米の政治家と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関わりついて解説した。

 旧統一教会とつながりが指摘される「日韓トンネル」構想を例に挙げ、モーリーは「なぜそこまで信者さんが壮大な現実味のない計画に、どんどん借金をしてでもお金を払い続けるのか?ということだが、一つは日本の政治家だけでなく、世界中の首脳、アメリカだったら元大統領が統一教会関連のイベントで講演やっている」と指摘。

「そういう箔≠つけられると信者さんも『うちの教えが正しいから、元大統領も認めている』ということで、ますますお金を出す。ところがそのお金はそういうVIPが出た時のギャラになってる。(資金が教団内で)循環してるんです」と内幕を語った。

 アメリカの政治と統一教会の関係については「あまり影響力は持っていない」としたが「ただ、歴代の元大統領が何人も関連イベントで講演をやり、その都度1000万円以上の出演料をもらっている。ギャラで元大統領や人権活動家や大物ジャーナリストや大物芸能人が、統一教会関連のイベントに何回も出る」と現状を明かした。

 その上で日本の政治と旧統一教会について「信者はアメリカより多いが、そんなに大きな宗教団体ではないはず。小さいにも関わらず地方選挙などで組織票の100票、1000票単位で当落線上にある候補を押し上げてあげたというご恩≠ナ、自民党がすごく長い間恩返しをしなきゃいけない存在になっている」と分析した。

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