ビッグダディこと林下清志氏(57)が子供食堂開業する「シン・人生プラン」を明かした。ダディは今年4月に本紙の取材に対し種子島移住計画を明かしていた。しかし、移住は条件が合わずに中止。さらに週刊誌に家族の借金トラブルを報じられた。現在、神奈川・大磯の食堂で修業中のダディに話を聞いたところ、相変わらず超前向きだった。

 ダディは今年3月に8年付き合っていた彼女と破局。フリーの身になったことで、以前から知人に種子島の工事現場の食堂で働かないかと声を掛けられていたこともあり種子島移住を計画していた。バツ7で2人の妻との間に実の子を10人もうけたダディ。子供たちも手元を離れ、種子島で気ままな生活をするかと思われたが、週刊誌に家族の借金トラブルを報じられてしまった。2年前から三男の金銭トラブルによって総額1700万円もの借金を背負ってしまった。現在も三男とは連絡が取れず、失踪状態のため、家族で力を合わせて借金を返済しており来年11月に完済予定だ。

 一方でダディの夢であった種子島移住は条件面での折り合いがつかずに辞退することになったという。そんなダディの近況が気になりコンタクトを取ると「おう! 東スポ何の用だ。記事になるようなことはないぞ」と言いつつ近況を明かした。

 現在は大磯の食堂で修業し、魚のさばき方などを学んでいる。夜中1時に起床し、2時から定置網漁の魚があがるのを待ち魚の仕分けを手伝う。4時から「5、6時間毎日魚をさばかせてもらってランチ営業を見せてもらう。その後は系列店に移動してディナー営業を見せてもらうという生活」といったハードスケジュールだ。睡眠時間は3時間ほどだが、「もともとショートスリーパーなんで全然大丈夫」と笑い飛ばした。

 修業の身とあって経済的にも厳しく「(ライブ配信アプリ『ふわっち』の)配信が生活の術。月2万〜3万だけど、賄い付きで食堂関係者の倉庫に寝泊まりさせてもらってるから十分暮らせる」。

 元カノと別れて5か月。新しい出会いについて「それどころじゃないんで、近寄ってきても『そうかい、そうかい』と言ってあしらってる(笑い)。とてもじゃないけどそんな暇はない。1日に20時間ぐらい稼働してるから」と今は修業に専念している。

 ダディのバイタリティーはどこから来るのか。「今、57歳なんだけど。うちのふがいない息子どもが57になった時に思い返して『この年でオヤジ、あんなことをやってたよな。ようやってたな』と思わせるためだけに頑張ってるんで」と父親の顔をのぞかせた。

 年末か年明けに海の近くで食堂を開業する予定だ。「魚をメインに俺の自信があるしょうが焼きとか林下家の味を味わえる店にしたい。あとはシングルファーザーやシングルマザーの子供に腹いっぱい食わせてやる子供食堂をやりたい。まったくのタダはよくないので、子供らに『自分で食った茶わんと箸ぐらいは洗って帰れ。それで飯食ったぶんはトントンだからな』っていう形でやろうと思う」と夢を語った。

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