8/12(金) 16:19
東スポWeb

「なんでんかんでん」川原ひろし社長 心臓病で倒れ大手術していた「肋骨をのこぎりで…」
元気だったころの川原ひろし社長(東スポWeb)
 博多ラーメンブームの火付け役「なんでんかんでん」社長で、タレントの川原ひろし氏が、都内で倒れ、心臓病の大手術を受けていたことが12日、本紙の取材でわかった。

「手術後の3日間は、息ができなくなって死ぬかと思いました」と〝病魔〟に襲われた苦しみを告白した川原氏。最初に倒れたのは安倍晋三元首相が近鉄大和西大寺駅で演説中、凶弾に倒れた7月10日のことだったという。

「その日は心臓のバクバクが止まらない、息が『はー、はー』して苦しくなり、みんなが着けているマスクがつけられなくなった。病院に運ばれて先生に診てもらいましたが、しばらく様子を見ようとなった。その後、自宅で療養していたんですが、7月29日に再び様子がおかしくなって病院に行ったら、先生に『すぐ手術しないとダメだ』と言われたんです」

 医師から検査の結果、感染症内膜炎大動脈閉鎖不全症と診断された。今月1日に行われた手術は6時間以上かかった。

「大手術は肋骨をのこぎりで切ってから始まりました。開けてみると心臓弁に菌が入っていて、心臓弁が2つ動いていなかったんです。悪性の菌は口や耳から入ったみたいでした」と話した川原氏は、手術後の経過をこう打ち明けた。

「3日、4日は息が苦しくてつらかった。5日目ぐらいから息がだんだん良くなりましたね。人工弁を付けたことで、これから(国や自治体に)申請すれば、重度の身体障害者になりますが、まだその意識は薄いんですよね」

 現在、来月中の退院を目指しリハビリに励む川原氏は、心境に大きな変化が起きているという。

「健康のありがたさは、当たり前だと思っていました。それが本当に当たり前のことじゃないんだとわかった。みなさんも〝明日はわが身〟だと思って、健康に気を遣ってください。ぼくは手術で10キロ痩せてしまいましたよ」

 川原氏といえば、伝説の深夜番組「マネーの虎」に出演して人気を集めたことで知られている。当時の出演者に心臓病の大手術を知らせたのか。

「南原竜樹さんだけには、大手術したことを言いましたよ。まあ、『お大事に』と言っていただいて心配してくれていました。(手術前に)ちょくちょく会っていたんでね。今また新型コロナ、病院に誰もお見舞いに来れなくなった。誰とも会えないのもつらいですよね」と川原氏は語った。

 なんでんかんでん西新宿店は、川原氏が入院中でも営業を続けている。

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