【ニューヨーク=平山一有】女子テニスの元世界ランキング1位で、四大大会通算23勝を誇るセリーナ・ウィリアムズ(40)(米)が9日、自身のSNSで現役引退の意向を表明した。インスタグラムで、「人生には、違う方向に進む決断をしなければならない時が来る。私はママになることに集中しないといけない。これからの数週間を楽しみたい」などとつづった。

 米ファッション誌「ヴォーグ」(電子版)の記事では、「テニスを離れ、私にとって重要なものに向かって進んでいきたい」とした。

 S・ウィリアムズは1999年に全米オープンを17歳で制し、四大大会初優勝。2017年の全豪オープン制覇後に長女を出産し、20年にツアー通算73勝目を挙げた。1年ぶりの復帰戦となった今年6月のウィンブルドン選手権は1回戦で敗れていた。

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