8/8(月) 22:30配信

東スポWeb

 デビュー45年を迎えたフォークシンガーの松山千春(66)が主催するシンガー・ソングライター発掘オーディションが8日、北海道・札幌のSTVホールで行われ、最優秀賞には東京在住の小川哲央さん(23)、優秀賞には福岡在住の柴牟田更沙さん(しむた・つかさ=25)が選ばれた。

 アーティスト自らが主催となって新人発掘のオーディションを開くのは異例。「10年後、20年後でも通用できる実力派のシンガーを発掘したい」という千春の希望と願いから企画されたもの。今春4月から募集を開始し、全国から140組を超える応募があった。オーディションは1次審査を通過した10組で競われた。

 千春は1975年「全国フォーク音楽祭」に出場。音楽祭では北海道大会で落選したが、審査員を務めていたSTVラジオのディレクター、竹田健二氏との出会いもあって2年後の77年にレコードデビューした。それから45年。「自分のやってきた活動には悔いはないが、ただ一つ、次の時代を担う新しいシンガー・ソングライターを、自分が関わって育てていきたいと思った」と言う。今回は「シンガー・ソングライター」として、いわば千春の後継者≠発掘したい意向があった。

 最優秀賞の小川さんは多摩美術大学を卒業後、現在は劇団民話芸術座に勤務中。宮沢賢治の大ファンでオリジナル曲は「50〜60曲持っている」という。柴牟田さんは、派遣会社に勤めながらシンガー・ソングライターを目指してきた。
 
 小川さんと柴牟田さんは千春の事務所「オフィス・ゲンキ」に所属し、メジャー・デビューを目指す。千春は「老若男女に愛されるシンガー・ソングライターを目指して、一緒に切磋琢磨していきたい」と意気込んでいた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6e35f15586062bc1c90284477755e1c0137ba754