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2022-08-02 22:00

 伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」を、ブラッド・ピット主演で映画化したハリウッド・アクション超大作『ブレット・トレイン』(9月1日公開)のワールドプレミアが米ロサンゼルスで現地時間1日に開催された。現地からレポートと、日本愛で埋め尽くされたピンクカーペットに来場したキャストたちの写真が到着した。

会場に敷かれた、レッドカーペットならぬピンクカーペットは、劇中に登場するマスコットキャラクター“モモもん”カラーにちなんだもの。カーペット沿いは、ドリンクの自動販売機やガチャガチャマシン、ビニール傘自動販売機、自動改札機、コインロッカー、駅の売店に立ち食いうどん屋さんまで、さながら日本のどこかの駅のホームにいるような、本作の舞台である日本への愛を感じさせる演出がなされていた。

そんなワールドプレミアには、主人公レディバグ役のブラッド・ピットのほか、デヴィッド・リーチ監督、“運命”を語りたがる剣の達人エルダー役の真田広之、殺し屋コンビのタンジェリン役とレモン役を演じたアーロン・テイラー=ジョンソンとブライアン・タイリー・ヘンリー、狡猾で悪魔のような性格の女子学生プリンス役のジョーイ・キング、レディバグになぜか恨みを持つメキシコ No.1 の殺し屋ウルフ役のバッド・バニーことベニート・A・マルティネス・オカシオら、個性あふれる殺し屋たちを演じたキャストが大集結。

熱狂的な観衆に囲まれる中、鮮やかなライトグリーンのジャケットと涼しげなバギーパンツで登場したブラッド・ピット。「この映画は僕らが経験してきた状況(パンデミック)に対する、完璧な癒しだと感じたよ」「脚本を読むと笑いがこみ上げてくるし、撮影現場でもたくさん笑った。今こうして夏の時期に公開することができて、皆が外に出て一緒に集うことができるなんて、まさに完璧だ」と笑顔であいさつした。

自身の代表作のひとつである『ファイト・クラブ』で出会い、かつて自身のスタントマンをしていたデヴィッド・リーチ監督に関して「今や彼は監督となり、彼独自の表現方法を身につけている」と賛辞を送り、「(撮影中)僕らはいつもジャッキー・チェンのことをたくさん話していたよ。僕らは大ファンなんだ。彼はバスター・キートンのような存在だと思っている」「彼のような演技をすることは、僕は今までやったことがないから、とても楽しかった」と、当時の思い出を振り返った。

そして、先日発表された来日に関して質問されると「日本に行くのが待ちきれないよ!」「映画を気に入ってもらえることを願ってる。すごく面白いからね!」と、日本のファンに向けて熱いメッセージを送った。

ハリウッドでの活躍も目覚ましい真田は、日本が原作の作品に出演することに関して「伊坂さんの原作が世界公開の映画として作られるということで、やはり日本人としてはうれしいですし、そこに参加できたということはすごく光栄です」と述べた。

ブラッド・ピットとの初めての共演に関しては「最初の顔合わせ、カメラテストの時から、すごく気さくで、フレンドリーで、それでいて紳士だし、常に現場を和やかにしてくれましたね」「彼とリーチ監督の信頼関係が長年にわたって築かれているというのがあるので、一緒に楽しんで作っている雰囲気がスタッフ全員に伝わってくるんですよね。最初からいいチームワークでできたのが、とっても助かりましたし、楽しめました」と語った。

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