俳優の小栗旬が鎌倉幕府第2代執権・北条義時を演じるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜・午後8時)の第28話が24日に放送され、世帯平均視聴率が12・9%だったことが25日、分かった。

 1月9日の初回は17・3%をマーク。第2話は14・7%。第3話は16・2%。第4話は15・4%。第5話以降は14%〜12%台を推移し、第27話は11・9%。今回は前回から1ポイント増。個人視聴率は7・5%だった。

 2004年「新選組!」、16年「真田丸」を手がけた脚本家の三谷幸喜氏が6年ぶりに大河ドラマの脚本を担当。小栗演じる北条義時が義兄の源頼朝(大泉洋)から学び、静岡・伊豆の一武士から鎌倉幕府二代執権に上り詰める物語。

 第28話は「名刀の主」。北条時政(坂東彌十郎)と比企能員(佐藤二朗)との争いにより、義時(小栗)と梶原景時(中村獅童)の構想から大きく逸脱し、13人まで膨れ上がった訴訟の取り次ぎを行う宿老たち。鎌倉殿となり気負う源頼家(金子大地)はこれを自身の力を侮っている結果だと捉えて憤慨し、北条時連(瀬戸康史)・頼時(坂口健太郎)ら若い御家人をそばに置いてけん制する。そんな中、13人の宿老たちが集まり常陸の御家人の土地争いについて評議を…という展開だった。

 鎌倉殿を支えてきた梶原景時の失墜が描かれ、ネット上では「まさか梶原景時の涙が見られるとは」「名演すぎてますます中村獅童好きになった」「景時の見方変わった」などの声が上がっていた。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)
報知新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e6785849c895e3bc27f2f1731908ace88e4db1c