スペイン1部レアル・マドリードの専門メディアが、去就が注目される日本代表MF久保建英(21)の残留を猛プッシュした。

 同クラブの情報を専門に扱う「デフェンサセントラル」は、久保を含めRマドリードが今夏の移籍市場でレンタル移籍を予定している選手については「マドリードはチームが米国へ向かう前に契約をまとめたいと考えているので(交渉を)急いでいる」と指摘した。
チームは19日まで本拠で練習を行い、その後にツアーを実施する米国へ出発する予定。23日にバルセロナ、26日にクラブ・アメリカ(メキシコ)、30日にユベントス(イタリア)と対戦する。米国へ出発する20日前後には去就問題が決着する見込みだ。

一方で同メディアは「FWビニシウスのEU圏外枠が空いた場合、久保建英もMFヘイニエルもトップチームで居場所があるのだろうか」。ビニシウスのスペイン国籍取得がまもなく完了するとの観測も出始めており、EU圏外枠に空きが出た際の展開を分析した。

 久保はRマドリードのトップチーム合流後に練習で猛アピールを続けており「レアル・ソシエダードは日本人選手の獲得に近づいていたが、保留となっている。
マドリードが今後のステップを分析する中で、カルロ・アンチェロッティ監督が好む選手である建英をチームに迎え入れることになる」と指揮官が久保を高く評価。大逆転で名門でプレーする可能性に期待を寄せた。

さらに「ビリャレアル、ヘタフェ、マジョルカでの彼のプレーはアピールポイントとなることをよく示している。(昨年12月の)アトレチコ・マドリード戦でのゴールは、この選手の名刺代わりだ。
まだ経験が必要だが、この選手が加入すればFWロドリゴの右ウイングの負担を軽減できる」と指摘。久保がRマドリードのトップチームに適応でき、チームにもメリットがあるとした。

久保がまさかの名門残留を勝ち取るのか。去就問題は風雲急を告げてきた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/999c377fc136f292f4ce3e83768e75eaf44f9d5b