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エル・ゾンビ/騎士団の覚醒

一枚のディスクにはスパニッシュ版(101分)と英語版(83分)が収められ、それぞれ内容や構成が異なり、
『猿の惑星』とリンクした衝撃の予告編も収録されています(これにはホント笑った)。
今回はとりあえず一作目を視聴したのですが、見終わっての感想は「いい映画の条件をすべて満たしている」というものでした。

「筋に関係ない裸」や「あまりに豪快なズームや引き」「なんだかよくわかんないけど押しが強い固定ショット」「ショボイ音楽」等等。
男と女の絡むシーンでのデリケートな丁寧さは、これがホラーかと思うほどに繊細ですし(国民性か?)、
テンプル騎士団が最初に登場してくるシークエンスの腰の据わったポエジーな演出は映画史に残るといってよい出来です。ジョン・ランディスはモロパクってたんですね。
騎士団が女を追い森の中馬を駆るシーンは『ロード・オブ・ザ・リング』でした。さすがはジャクソンです。さすがは伝説のホラーです。
また、終盤の叫び!叫び!叫び!の怒涛の展開も迫力たっぷりで、まとまらずに見事に突き抜けています。ラストショットも素晴らしかったです