6/27(月) 16:21配信 毎日新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/cba3a3ad0831f2bcdd2f559b08b7d8d71ae88e44

 3人の女性宅に侵入して下着計22枚などを盗んだとして、窃盗と住居侵入の罪に問われた俳優、田極(たごく)翼被告(35)=東京都目黒区=の第2回公判が27日、福岡地裁(冨田敦史裁判官)であり、起訴された4件の下着窃盗事件について「間違いないです」と起訴内容を認めた。

 田極被告は劇団四季とフリー契約し、ミュージカル「キャッツ」に出演していた。福岡公演のために滞在していた福岡市内のマンションで女性の部屋を物色していたとみられ、福岡県警に3月逮捕された。劇団四季からは契約を解除され、所属芸能事務所が5月に契約解除を発表している。

 5月の初公判時では2件について起訴されており、被告が認否を留保していた。6月8日に更に2件、追起訴された。

 検察側は証拠調べで、マンションの女性の部屋を調べたメモや小型カメラなどを、被告の部屋から押収したと説明。夜中に無施錠の女性の部屋に侵入し、就寝中の女性や室内の様子、女性の身分証明書などを撮影していたと指摘した。また、厳しい処罰を望む被害女性らの調書と、被告の「被害者の方々に申し訳ない」とする調書を読み上げた。

 起訴状によると、田極被告は2月14~25日の未明、福岡市中央区のマンションで3人の女性宅に計4回侵入し、下着計22点(時価計約4万4000円相当)や名刺を盗んだとされる。【平塚雄太】