日本代表の森保一監督(53)が、6月の4連戦で主将のDF吉田麻也(サンプドリア)を長時間起用した理由を説明した。

吉田は6月の4試合で中3日とW杯を想定した戦いの中ですべての試合に出場し、2試合でフル出場した。最後のチュニジア戦では疲労が見えて凡ミスを連発し、0―3の大敗の戦犯となった。

 今季は所属のサンプドリアでパフォーマンスの低下が指摘される中、吉田に今回の活動で多くの出場機会を与えたことについて、21日に取材に応じた指揮官が答えた。

「2つの理由がある。十分プレーできるだけのコンディションではあったが、けがなどがあって試合を通しながら彼のコンディションを上げていくと。連戦でどれくらいできるかを見させてもらうということで4試合起用した」と説明。吉田は今季負傷に悩まされたこともあり、実戦に起用することでコンディションの向上を図り、同時に本番を想定した連戦に耐えられるかもテストしたというわけだ。

 その上で「もちろんキャプテンとしてこれまでの経験を出して、しっかりプレーすることでチームをけん引していってもらいたいが、コンディション次第で本大会に向けて全体的に保証があるところではない。そこは全員の選手同じように」と改めて吉田を特別扱いしないことを強調。

「東京五輪世代、その下の世代の選手たちが代表でのキャリアはそこまで多くないが間違いなく成長して、より存在感を見せてくれている。最終的に誰が試合に出て、メンバーに入っていくかは分からない。これまでの序列はあるが、これからの序列は分からない」と序列は常に変化するとの方針を示した。

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