>>802
1991年にレコード会社の働きかけで著作権法の改正がなされ、
洋楽レンタルレコードまたはCDが発売日から一年間レンタル禁止になった。

それまではアルバム1枚250円程度で借りて聴けていたものが、
アルバム(CDだと2000円以上、3000円ぐらい)を購入しない限りは聴けなくなってしまった。
ヒットチャートで流れていたって気軽に聴けなくては聴く気にならない。
今のようにサブスクで聞けるようなサービスも普及していない。
ネット通販が大きくなる以前の90年代前半は、輸入盤が購入できるのは大都市近郊の客だけ。
そのうち洋楽ヒットチャート番組も下火になってしまった。

レコード会社はレンタルレコードの普及がレコードの売上げを妨げ、
自身の利益逸失につながっていると考えて、このような法改正を働きかけたのだが、
そのことが却って若者の洋楽自体に対する興味を失わせ、
業界全体が停滞するという結果につながったということのようだ。