2022年05月16日 13:06 社会
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 秋田市や千葉市で酒を万引したとして、窃盗罪に問われたプロ野球元巨人投手の無職小野仁被告(45)=横浜市港北区=に、秋田地裁は16日、懲役3年、保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。
 判決理由で武田夕子裁判官は「常習的で手早く大胆、悪質な犯行」と述べた。売却目的で窃盗を繰り返し「窃盗をなりわいとするような生活」をしていたとし、得た金銭を競馬につぎ込んでもいたと指摘。「強い非難に値する」とした。

 一方、家族と同居して監督を受け、高校時代の友人による支援も決まっている点を踏まえ、執行猶予を付けた。

 判決によると、被告は昨年11月~今年1月、秋田市や千葉市のスーパーマーケットなどでシャンパンやウイスキー計31本(販売価格計約21万円)を盗んだ。

 小野被告は秋田経法大付高(現ノースアジア大明桜高)出身。日本野球機構(NPB)のホームページなどによると、1996年のドラフト会議で逆指名した巨人に2位で入団。その後、大阪近鉄(当時)に移籍した。