サッカー日本代表の森保一監督(53)が9日、オンライン取材に応じ、リーグ戦で無得点が続くFW大迫勇也(31)=神戸=について「コンディションを100%に戻してほしいと願っている」と復調を期待した。

 大迫はセンターFWの一番手として日本代表の攻撃の中心を担ってきた。今季はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフで神戸を本戦出場に導く2得点を決めているが、
リーグ戦では出場9試合無得点で、8日のG大阪戦(パナスタ)でもシュート1本で後半9分に途中交代した。チームも11試合を終えて4分け7敗の未勝利で最下位に沈み、苦闘を強いられている。

森保監督は「ACLを戦ってきて、心身ともに疲労がある状態だが、必死に何とかチームに結果をもたらそうと頑張っているところかなと思う」と大迫の現状に言及した。

3月のW杯最終予選を負傷で辞退したことにも触れ、「ケガから少しパフォーマンスが上がってきていないのかなと。ケガする前も長期で離脱していたので、コンディションが上がり切っていない中、気力を振り絞って戦っている印象を受けている。
昨日の試合(G大阪戦)もまだまだ100%の状態ではないと見ている。チーム(神戸)を救うためにも彼自身のコンディションを100%に戻してもらいたいと願っている」と語った。

大迫が不在だった3月は浅野拓磨(ボーフム)や上田綺世(鹿島)をセンターFWで起用した。森保監督は「既にいろんなことを親善試合やアジア予選の大事な局面でも実践してきている。
コンディションを見極め、総合的なことを考えて招集につなげていきたい」と今後の方針を示した。

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