5/3(火) 5:00配信
東スポWeb

 菅野、坂本の居場所をなくせ――。阪神にまさかの本拠地3連敗を喫した原巨人が、巻き返しに大号令を出した。

 広島戦(3日~、マツダ)に向けて2日、空路で移動した原辰徳監督(63)は「自分たちのゲームをするというのが大事」と意気込んだ。2位ヤクルトに2・5差の首位ながら、先週はDeNA、阪神相手に2勝4敗。さらにエース・菅野が右肘違和感、キャプテン・坂本が右膝内側側副靱帯損傷と、投打のリーダーがそれぞれ抹消となった。指揮官は「先週は苦しいところが出たね。この時期に出ておかないとね。一人一人がどう受け止めるかだよね」と冷静に振り返った。 

 続けて「(坂本は)まずは10日間はどうあがいても出られない。最短(復帰)の可能性? あると思うんだけど、そこら辺はよく…。あの後も打席に立っているしね。それほど重傷ではないのではないかな。(菅野)智之だって(先月29日の緊急降板の)次の日(遠投で)70メートルくらい投げてたって」と主軸2人の早期復帰の可能性を示唆した。

 だが、いつまでも2人に頼っていてはチームの成長はない。原監督は「(2人が)帰ってきても居場所がないくらいのチームになるのが、一番ベストだよね」と若手にハッパをかけた。

 坂本の代役筆頭候補の広岡には「(活躍が)絶対じゃないだろうけど」とプレッシャーをかけることなく、力を発揮してくれることを願った。また坂本が担ってきた試合中の投手への声掛け役は「大丈夫よ。(岡本)和真だって大人になってるし、ナカジ(中島)が出たり、(吉川)尚輝も経験しているし」と不安はないという。

 また、投手では今季すでに2勝のドラ3・赤星を広島戦のカード頭(3日)に起用。エース格の舞台に右腕は「(広島とは)初対戦になるので、自分のピッチングができるように思い切って投げたいです。カードの初戦なので勝てるように頑張ります」と腕をぶした。尻に火がついたGナインの躍動はなるか。

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