4/22(金) 13:37配信 ロイター
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6fa3fc67306d990aef66548e4be870c4cadbe56

米CNNのストリーミングサービス「CNNプラス」が、開始後わずか1カ月の4月30日で終了することが、21日に発表された。ネットフリックスも数日前に、第1・四半期の契約者数が10年ぶりに減少したと発表しており、業界が曲がり角に差し掛かっていることが浮き彫りとなった。

ストリーミングサービス「CNNプラス」が開始後わずか1カ月で終了することになった。

1日当たりの視聴者は1万人というスロースタートを切った後、新しい親会社のワーナー・ブラザーズ・ディスカバリーが事業終了を発表した。

CNN+は、アンカーとしてアンダーソン・クーパー氏やクリス・ウォレス氏らおなじみの著名な顔ぶれを擁し、事業開始には1億2千万ドル以上かかったと言われている。
この突然の終了で、競争が激しくコストがかかるストリーミング業界の現実が浮き彫りとなった。

ネットフリックスは19日、第1・四半期の契約者数が10年ぶりに減少したと発表。株価は急落した。 

米富豪ウィリアム・アックマン氏のヘッジファンドは、3カ月前に取得したばかりのネットフリックス株310万株を全て売却し、4億ドルを超える損失を出したことを明らかにした。

かつてウォール街で確実な賭けとみなされていたストリーミング事業市場は飽和しつつある上、コンテンツにかかる費用が高いため、高い成長株とみなして良いのか一部の投資家は疑問を抱いている。

21日、ネットフリックスをはじめウォルト・ディズニーなど関連銘柄の株式も売られた。