4/18(月) 5:15配信
東スポWeb

2デイズ大会を総括した榊原信行CEO(東スポWeb)

 格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行CEO(58)が、大相撲の元幕内貴源治こと貴賢神(24)に愛のムチ≠セ。16日の「RIZIN TRIGGER 3rd」(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)で行われた総合格闘技デビュー戦で関根シュレック¥G樹(48)に敗れた大器に「無期限武者修行」を勧告。一方、デビュー2戦目を前に人気が過熱する三浦孝太(19)については異例のお願いを口にした。

 RIZINは16、17日の2デイズ大会を開催。中でも注目を集めたのが、16日に総合格闘技デビューを果たした貴賢神だ。1ラウンド(R)に重い打撃をヒットさせて大器の片りんを見せたが、2Rにグラウンドに持ち込まれると、なすすべなくサッカーボールキック2発でTKO負けした。

 そこに追い打ちをかけたのが試合後のコメントだ。試合中に左ヒザを負傷したことを明かすとともに「自分はもともとデビュー(の予定)は4月ではなかったんです」と言い訳≠並べてしまった。

 関係者によると、貴賢神の関係者からRIZIN側に「4月にデビューさせてほしい」との話があり試合が決まったという。それを本人が勘違いしてしまったようだ。

 榊原CEOは「言いたいことはあるだろうけど、ここから1年でも2年でも満足するまで準備していいです。こちらから求めることはありません」と断言。そのポテンシャルを認めつつも「本人も言う通り経験が足りないでしょう。あの体の大きさだし、米国に行くのもいいと思う。こちらから手を差し伸べることはないですが、本人が協力を求めれば協力します。大事なのは本人のやる気? そうですね」と厳しい言葉を並べた。才能を認めるからこそではあるが、非情の無期限武者修行≠勧める。

 対照的に、早くもデビュー2戦目が決まったのが、サッカー元日本代表FW三浦知良(55=JFL鈴鹿)の次男・孝太だ。昨年大みそかのド派手な勝利でお茶の間に衝撃を与えた上に、アジアでもTikTokで動画がバズり、人気が一気に急上昇。17日の「RIZIN.35」の中で、配信大会「RIZIN LANDMARK vol.3」(5月5日)でフェリペキングハンター<}ソーニ(36=ブラジル)との対戦が発表された。

 これに榊原CEOは「ちょっと皆さん落ち着いてほしいというか」と苦笑い。そして「まだデビュー2戦目なので。あのルックスで、父親がスーパースターで、ハードルが上がっちゃってるけど、温かく見守ってあげてほしいです」とクギを刺した。

 明暗くっきりのルーキー2人。ともに素質は折り紙付きなだけに、今後も格闘界をにぎわせてくれることを期待したい。

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