アトレティコ・マドリーは9日、ラ・リーガ第31節でマジョルカと対戦し0-1で敗戦した。マジョルカの久保建英は54分からプレーしている。

昨年12月の前回対戦で久保の決勝弾に沈んだ4位アトレティコ(勝ち点57)は、直近に行われたチャンピオンズリーグのマンチェスター・シティ戦から先発を3人変更。
フェリックスやヴルサリコ、ロージに代えてスアレス、カラスコ、デ・パウルを先発で起用した。

一方、7連敗中の18位マジョルカ(勝ち点26)は、前節から先発を4人変更。セビージャやフェル・ニーニョ、G・ゴンサレスらに代えてイ・ガンインやアントニオ・サンチェス、
ハウメ・コスタらを先発で起用。久保は3試合連続のベンチスタートとなった。

立ち上がりから攻勢に出るアトレティコは4分、ボックス左横から切り込んだカラスコがマイナスへ折り返すと、中央のM・ジョレンテがダイレクトシュートで狙ったが、これは枠の左に外れた。

対するマジョルカは19分、ボックス左から侵入したハウメ・コスタの横パスを受けたダニ・ロドリゲスにチャンスが訪れたが、ボールをコントロールできず、シュートに持ち込めない。

その後はアトレティコが70%近いボール支配率を誇ったが、最後まで決定機を作るには至らず。前半は互いに枠内シュート0本で終了した。

迎えた後半、アトレティコはグリーズマンとコケを下げてクーニャとレマルを投入。対するマジョルカは、54分にイ・ガンインを下げて久保をピッチに送り出した。

するとマジョルカは65分、ロングスローの流れからボックス内で久保がボールを受けると、相手DFが触れて浮き球となったボールを左足ボレーで狙ったが、シュートは枠の左上に外れた。

ピンチを凌いだアトレティコだが、直後に失点を許す。66分、イドリス・ババの縦パスをボックス内で受けたマフェオに対し、後方から足を伸ばしてヘイニウドがファウルを犯してPKを献上。これをムリキがゴール右に突き刺した。

先制を許したアトレティコはすぐに反撃を試みるが、最後まで同点ゴールを奪えず試合終了。ムリキのPKで逃げ切ったマジョルカが、
アトレティコにリーグ戦7試合ぶりの黒星を与える会心のシーズンダブルを達成し8試合ぶりの白星を飾った。

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