※4/7(木) 10:02　西日本新聞

　タイを代表する女優で「テンモー」の愛称で知られるニダー・パチャラウィラポンさん（37）が2月、首都バンコクを流れるチャオプラヤ川を航行中のボートから落ち、水死体で発見された。不幸な事故だと思われたが、同乗していたスーパーセレブによる他殺説を母親が唱えるなどしたため、現地メディアが特集番組を放送するなど国民は騒然。捜査を続けてきた警察が今月になって導き出した結論は−。

　テンモーさんは俳優や歌手などとして活躍。2019年に放映されたテレビドラマ「落ちた葉」のほか、多くの映画で主演を務め、インスタグラムのフォロワーは230万人を超える。

　テンモーさんが転落したのは2月24日午後10時半ごろ。航行中のボートの後部から落ち、2日後に約1キロ離れた地点で、水死体で発見された。

　母親は、ボート上で食事をしている写真のテンモーさんは表情がすぐれず、同乗者とのいさかいが不運につながった可能性があると主張。地元英字紙などは「トイレが故障しており、用を足すためにボートの後部に行って、転落した」と報道したが、母親は「テンモーはスターで、そんなことはしない」と反発した。

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