【テキサス州ダラス3日(日本時間4日)発】WWEプロレスの祭典「レッスルマニア38(WM)」(AT&Tスタジアム)2日目で、76歳の
悪の天才<rンス・マクマホン会長がまさかの電撃出場を果たした。

この日は自撮り男≠アとオースチン・セオリーが、元NFLスターのパット・マカフィーと対戦。セオリーはビンス会長のお気に入りで
帝王学を叩き込んできた若手だけに、会長自らセオリーの入場をコールし、リングサイドでまな弟子のファイトを見守った。
 
ところが相手のマカフィーは驚異の身体能力で雪崩式ブレーンバスターなど大技を次々に決めていく。最後はセオリーがくるりと
丸め込まれ、素人にフォール負けを喫した。
 
これに激怒したのがビンス会長だ。場外のセオリーに近寄って指をさして叱りつけた。ここで今度はマカフィーがビンス会長を
「リングに上がってこい」と挑発してきた。ビンス会長はおもむろに上着を脱ぎ出し、ネクタイを外した。さらにシャツを脱ぐと…
試合着として使用してきた黒のタンクトップをちゃっかり着こんでいたのだ。

まさか…。大観衆から歓声が上がる中、76歳には見えないムキムキボディーのビンス会長がリングに上がった。ここでセオリーが
卑劣にも背後からマカフィーを襲う。相手がダメージを負ったところで、ビンス会長はゴングを要請。悪の天才≠轤オいずる賢さで
試合に臨むと、いきなりラリアートで吹っ飛ばした。さらにコーナーにマカフィーの頭を叩きつけから2発目のラリアート。しかもビンス会長が
レフェリーを引きつけた隙に、セオリーが場外からマカフィーの足を引っ張り、急所を鉄柱に打ちつけた。

やりたい放題のビンス会長はアメフトのボールを蹴ってマカフィーに叩き込み、まんまと3カウントを奪った。悪の天才はセオリーとともに
勝利の喜びに浸ったが…会場はテキサスだ。あの男≠フ地元だけにこのままでは終わるわけがない。

「ガラガラガシャーンッ!」のガラス破裂音とともにビンス会長の長年の宿敵、ストーンコールド・スティーブ・オースチンが登場。前日2日の
祭典初日に19年ぶりに試合出場したテキサス産ガラガラ蛇≠ヘ絶好調で、リングに入るやセオリーにスタナーをくらわせた。

さらにビンス会長とは缶ビールで乾杯。2人でビールをがぶ飲みしたところで、ストーンコールドはビンス会長のボディーに前蹴りを叩き込んだ。
あまりの衝撃によろよろとロープにもたれたビンス会長を、スタナー葬だ。ビンス会長はあえなくダウン…。ストーンコールドはマカフィーにも
スタナーをお見舞いし、健在ぶりを示した。

1990年代後半から半世紀もの間、WWEマットで何度も繰り広げられてきた名シーンの再現に、大観衆は酔いしれていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2ca1192b85ade3887fe209eb8fb83ebf6ccf67f0

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