1日、カタール・ワールドカップ(W杯)の組み合わせ抽選会が行われる。

日本代表も7大会連続7度目の出場を決めている中、すでに29カ国の出場が決まっており、残り3カ国はプレーオフで決定。6月には出場全32カ国が決定することとなる。

日本とポット1、ポット2の15カ国対戦成績

3月31日に発表されたFIFAランキングをもとに、抽選順を決めるポット分けも決定。日本はポット3に入り、FIFAランキング上位15カ国のうちの2カ国との対戦が決定した。

開催国のカタールはアジアのために日本が同居することはなく、南米とヨーロッパの中から2カ国が同居することに。今回は、ポット1、ポット2の国との日本の対戦成績を整理した。

◆ポット1:引きたくないのはブラジル、最善はベルギーか
ポット1を見ると、日本が最も対戦しているのはブラジル。過去12回対戦しており、日本は2分け10敗。W杯でも2006年のドイツ大会でグループで同居し、日本が先制したが、1-4で粉砕されてしまった。1度も勝てていないどころか、ゴールも12試合で5得点しか決められていないため、日本としては最も苦手と言っても良い国かもしれない。

また、フランスとアルゼンチンは6度対戦し、どちらも1勝5敗。アルゼンチンは1998年のフランス大会で日本が初めてW杯で対戦した国としても知られている。リオネル・メッシとの対戦は見てみたいところではあるが、ベスト8に向けては難しい相手だ。前回王者のフランスも避けたいところだ。

一方でクリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガルは、過去に対戦経験がなく全くの未知数となる。

また、4年前の借りを返したい相手であるベルギーもポット1。ただ、過去6度対戦し2勝2分け2敗の5分の成績。ベルギーが力をつけている直近2試合は連敗しているが、グループステージで当たるには一番良いのかもしれない。

◆ポット2:ベストはウルグアイ? ドイツは避けたいところ
続いてポット2だが、ここには南米とヨーロッパの他、北中米カリブ海のアメリカとメキシコも入っている。

ポット2で最も戦っているのはウルグアイで2勝2分け3敗。直近では2019年のコパ・アメリカで対戦し2-2のドロー。2018年10月にホームで行った試合では勝利しており、森保体制で2度対戦している相手だ。

続いてはメキシコで1勝5敗。東京オリンピックではグループステージで勝ちながら、銅メダルをかけた戦いで敗れた相手。何かと比較されることも多いが、実は分は相当悪い。

オランダやドイツもポット2だが、やはり避けたいところだろう。

データだけを見れば、ブラジルとドイツを引くことが最悪の結果、最善ということはないが、成績だけ見ればベルギーとウルグアイが良いということになる。

いずれにしても強豪国が並ぶポット1とポット2。目標であるW杯ベスト8に向けては、まずはグループステージの突破が必要なだけに、抽選会の結果が重要視される。

超ワールドサッカー 4/1(金) 13:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/0fecee2d8ee15666e07b1f2cc4db47d3a5e79195