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2022/04/01(金) 12:01:12.77ID:CAP_USER9年齢や性別も特定できる「個人視聴率」について、民放各局は、消費意欲の高い層とされる重点ターゲットを「コア視聴率」として設定している。各局とも性別は関係なく、年齢で区切っているのだが、その呼び方と区分は以下の通りだ。
「個人視聴率」1%で関東での視聴者は42万人 世帯視聴率との違いや正確性は?
●日本テレビ
「コアターゲット」(13〜49歳)
●フジテレビ
「キー特性」(13〜49歳)
●TBS
「ファミリーコア」(13〜59歳)
「新ファミリーコア」(4〜49歳)
●テレビ朝日
「ファミリー層」(13〜59歳)
つまりこれは、各局が「一番見て欲しい客層」ということになる。
以下の3月14〜20日の「個人視聴率」と「コア視聴率」のランキングを見比べて欲しい。
●個人視聴率ベスト3
1位「DCU・最終回」(個人9.1%/世帯15.1%=TBS系)
2位「相棒」(個人8.4%/世帯14.9%=テレ朝系)
3位「ポツンと一軒家」(個人8.2%/世帯14.3%=テレ朝系)
●コア視聴率ベスト3
1位「世界の果てまでイッテQ!」(コア7%/世帯9.8%=日テレ系)
2位「ヒューマングルメンタリーオモウマい店」(コア6.6%/世帯12.7%=中京・日テレ系)
3位「日バラ8・逃走中〜ハンターと偽ハンター〜」(コア6.2%/世帯7%=フジ系)
テレ朝の「相棒」や「ポツン──」は、個人視聴率は高いがコア視聴率ベスト3には顔を出さない。
「個人」と「コア」の視聴率には開きがあるが、テレビ局が重要するのはコア視聴率だ。購買欲の高い層を取り込みたいスポンサーにとって、年少者や高齢者を外した「コア視聴率」が高いことがCMを出稿する判断基準になるからだ。
特にこの戦略にたけていたのが日テレで、早くからコア層を意識し、スポンサーの囲いこみに奔走してきた。それがランキングにも表れているようだ。
各局がコア視聴率を重視しているのは昨今打ち切られた番組を見ても明らか。坂上忍の「バイキングMORE」(フジ系)も、「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」(ABC、テレ朝系)も、世帯視聴率はそこそこ取れていたが、コア視聴率が取れていないため番組を終了させた。
この潮流は昨年から始まっており、「火曜サプライズ」(日テレ系)、「噂の!東京マガジン」(TBS系)、「とくダネ!」(フジ系)などもそうした流れの中にある。NHKが長寿番組「ガッテン!」を終了させたのも背後にはそうした事情があるとみられている。
いまやテレビの打ち切り基準は“世帯視聴率ではなくコア視聴率”次第なのである。
となると旗色が悪くなってくるのが、頑なに「アクティブシニア」層も含む全視聴者層を意識し番組編成をしているテレ朝だ。
「ポツン──」や「相棒」などは、世帯視聴率は高いが、コア視聴率が低いためスポンサーのリアクションはいまひとつだと聞く。将来的には広告収入にも響いてくるリスクもある
https://news.yahoo.co.jp/articles/785046bfec0c9969bce42ca46f62a8c744ffd169