3/29(火) 9:09配信
スポーツ報知

 29日放送のフジテレビ系「めざまし8(エイト)」(月〜金曜・午前8時)では、27日(日本時間28日)に米ロサンゼルスで行われた第94回米アカデミー賞の授賞式で俳優のウィル・スミスが、プレゼンターとして出席したコメディアンのクリス・ロックを壇上で平手打ちする前代未聞のハプニングが起こったことを特集した。

 コメンテーターで出演のタレント・武井壮は「多分に情状酌量の余地があるというか、クリス・ロックが言った言葉には奥さんに対する侮蔑的な表現が含まれていたのかなと思えば、きっとそうだと思うけど、世界で最高の映画、俳優を決める場で世界で最高のお芝居ができる人がするべき行為ではなかったなと僕は感じていて」と話すと「彼がその後に語った『家族を守る』という、その言葉をなぜ、その時に立ち上がって吐けなかったのかなって。最高の役者だったら、もしかしたら、暴力の手を下げて、作品でというか、自分のお芝居でというか、そういう風に見せることができたんじゃないかと思う」と続けた。

 その上で「でも、人間としては自分の一番愛する妻を侮辱されたという気持ちを考えると、本当にそうせざるを得ない気持ちがわいてしまったんだなと同情の念は感じるんですけど…」と話し、「ただ、ジョークではすまないという言葉も、暴力はいけないという言葉も両方あるなら、ウィル・スミスさんが何か罰を受けるなら、クリス・ロックさんもこれだけモラハラとかある中、言葉も暴力になり得るとので、どちらにも対処が必要なんだと思います」と続けた。

 長編ドキュメンタリー賞を発表するために登壇したロックは、スミスの妻ジェイダ・ピンケット・スミスの髪形をからかうようなジョークを披露。直後、スミスはステージに上がるとロックにつかつかと歩み寄り、左頬に“強烈ビンタ”をかまし、放送禁止用語を交えて怒りを爆発させた。突然の出来事に、テレビ中継が一時途切れる事態に。米メディアによると、ジェイダは脱毛症に悩まされ、昨年夏から短髪にしている。

 その後、スミスは「ドリームプラン」で主演男優賞を獲得し、再びステージに登壇。「本当に名誉なこと」と初オスカーの喜びを語ると同時に「皆さんに謝罪しなければなりません。無礼なことを言われても耐えなければならなかった」と涙ながらに騒動を謝罪した。

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