3/29(火) 5:15配信
東スポWeb

公開練習を行った村田諒太(代表撮影)

歴史的勝利≠ヨのシナリオとは? WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(36=帝拳)がIBF同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)との王座統一戦(4月9日、さいたまスーパーアリーナ)を控えた28日、都内の帝拳ジムで3分2ラウンドの公開スパーリングを敢行。元メキシコ・ミドル級王者アドリアン・ルナを相手に接近戦を仕掛け、果敢にボディーなどを放った。

 練習後の村田は「しっかりプレッシャーをかけてボディーをもうちょっと打つ感じ」とプランの一端を明かしたが、果たして最強の男に太刀打ちできるのか。2012年5月に日本人で初めてゴロフキンに挑み、3回TKO負けを喫した元東洋太平洋&元日本ミドル王者・淵上誠氏は「今までのスタイルを絶対に変えない方がいい」と指摘する。

「日本人離れした体の強さで押し込んでいくボクシングが村田君の武器。下手に足を使っても、到底通用する相手ではない。他のフィールドで戦うのではなく、自分を100%出すこと。日本人では考えられない体の強さ、そこに全てを懸ければ勝機があると思います」

 村田のフィジカルの強さは筋金入りだけに、パワーでゴロフキンを圧倒できれば、日本ボクシング界の歴史を塗り替えることができるとみている。世紀の一戦まで、あと10日あまり。勝負の行方に注目だ。

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