3/28(月) 20:49配信
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 タレントの上沼恵美子(66)が28日に、自身のYouTubeチャンネルを更新。犬への愛を語るとともに「ペットロス」で苦しんだ過去について明かした。

 たくさんの犬の絵画に囲まれ、ソファに腰かける上沼。それらは全て自身が描いたものだといい「犬のあの容姿、目でぴょんと見られて、しっぽの1つでも振られたら、こちらはゾッコンになります。こんなに魅力的な生き物はいないと思いますね」と、愛を込めて語った。

 多くの犬を飼ってきたという上沼だが、特に思い出に残っているのが、ラブラドール・レトリバーのオスの「リッティー」くんだった。「賢いんですけどやんちゃでね、羽根布団を破られて、家じゅうが羽だらけになったことがありますよ。寝室が真っ白になってね。主人もリッティーが大好きで、雪が積もってる日でも散歩に行ってくれて。犬の力ってのはすごいんですよ、重い腰を上げさせますから」と、家族の中心的な存在だったという。

 健やかな日々を送っていたもの「やっぱり、大病はしてしまって。先生に大手術をしてもらったんですけど、結局旅立ってしまったんです」と、別れのときが。「亡くなったときは、主人が声を上げて泣いてましたよ、初めて見ましたよ。私も涙が枯れるまで泣きましたよ。立ち直れない、へろへろになるまで泣きましたよ。心のやり場がないから、ちょっと怒り気味になったり、泣いてみたり、人にあたってみたりね。『このままだと潰れてしまうな…』って思いましたよ。この世に生きがいがなくてね、半年以上その気持ちは続いて『犬なんて飼うんやなかったわ!』って本気で思いましたね」と、心に穴が空いたような日々を送っていたという。

 すると、ある日「主人が言うんですよ。『リッティーから手紙が来たよ』って。びっくりしたんですけど、何気もなしに『どない言うて?』って言ったんです。そしたら主人が『お父さん、お母さん、僕が死んだからって、そんなに悲しまないでください。僕はつらいです。そして、犬のことを嫌いにならないでください。僕の後に新しい犬を飼ってやってください、それが僕の願いです。リッティーより』って」。

 夫の気遣いに心が動かされた上沼は「なるほどなって思いました、リッティーの言う通り新しい犬を飼おうって。犬との別れって本当につらいです、言いようがない。でも、いつまでも悲しんでるのは、天国にいるワンちゃんを一番悲しませることなんだって、自分に言い聞かせて。私も頑張っています、新しい犬とも会えて嬉しいです」といい、最後は「べべ、ありがとうね。あなたがいてくれてよかった」と愛犬の頭をなでていた。

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