現役時代オーストラリア代表としても活躍した横浜のケビン・マスカット監督(48)が25日、練習後のオンライン取材に応じ、前日にシドニーで行われたW杯アジア最終予選のオーストラリア―日本戦にも言及した。

 試合は後半39分から途中出場したMF三笘が2得点。W杯予選では敵地で初めてオーストラリアを撃破し、7大会連続での本大会出場を決めた。A代表では46試合に出場し、DFながら10得点の好成績を残している指揮官。試合の感想を求められると、残念そうな表情をうかべながらも「まずは日本代表のみなさんが素晴らしい結果を残してW杯出場を決めたことに、“おめでとう”と言いたい」と森保ジャパンを祝福。「ゲーム内容を見れば、勝つべきして勝ったのが日本。日本がこうやって結果を残してW杯に出場するのは、自分も本当にうれしい」と率直な思いを口にした。

 また、過去のW杯予選でもしのぎを削り合うなどライバル関係にある両国だが、最近のオーストラリア代表にはかつて日本キラーとして君臨したFWカーヒル(引退)のようなタレントが不足しているのではと指摘されると、指揮官は「自分たちの国で、サッカーが難しい時期にあると感じている」と危機感を露わに。中でも「育成の部分の遅れを感じる」とし、「オーストラリアにも(若い)良い選手はいるけど、育成の部分で、目立つ選手がなかなか育っていない。それが現状」と指摘した。

 なお日本との直接対決に敗れたオーストラリアはB組3位が確定。5大会連続のW杯切符獲得には、6月に行われるA組3位とのAFCプレーオフ、さらに南米5位との大陸間プレーオフを勝ち抜く必要がある。

スポニチ 3/25(金) 12:26
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