森保一監督率いる日本代表は、3月24日にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第9節でオーストラリアと対戦し、敵地で勝利すれば本大会出場が決まる。米スポーツ専門局「ESPN」は「日本代表の運命は自分たちの手に委ねられている」としつつ、オーストラリア戦は「引き分けでも十分」と現状を分析した。

 6チームで争うグループBは、1位サウジアラビア(勝ち点19)、2位日本(同18)、3位オーストラリア(同15)が上位につけるなか、上位2か国がW杯自動出場権を獲得し、3位はアジアプレーオフに回る。

 残り2試合と佳境を迎え、日本は24日にオーストラリア、29日にベトナムと対戦。オーストラリア戦が鍵を握り、勝てばW杯出場が決まる一方、引き分けの場合は日本が2位をキープしたまま最終戦へ。さらに敗れた場合は勝ち点で並ぶものの得失点差で日本が3位へ転落する。

 記事では「日本は最終予選開幕3試合のうち2試合を落として出遅れたが、今がチャンスとばかりに調子を上げている」と指摘。尻上がりに調子を上げている日本だが、オーストラリア戦に向けて不安要素もある。「日本代表の森保一監督は、冨安健洋や前田大然といった欧州で活躍するスター選手や、大迫勇也らの欠場に頭を悩ませている」と伝えた。

 もっとも、日本が優位な立場であるという認識は変わらないようだ。「それでも森保監督の下には十分な戦力が揃っており、日本代表の運命は自分たちの手に委ねられている」と記し、地力でのW杯出場を掴み取れる状況だ。

 また日本とオーストラリアの大一番を前に、日本優位とする理由もある。「日本がオーストラリアに勝てばW杯出場が決まるが、両国の勝ち点差は3で、最終戦で日本が最下位ベトナムに勝つと予想されることを考えると、オーストラリア戦は引き分けでも十分だろう」と分析した。

 オーストラリアに勝利して7大会連続のW杯出場を決めるのか。あるいは痛み分けで勝ち点1を積み重ね、最終戦へ持ち越すのか。森保ジャパンの戦いに注目が集まる。

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