サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会のアジア最終予選で、日本は3月24日にアウェーのオーストラリア戦に臨む。勝てば11月開幕の本大会への出場が決まる大一番だが、日本国内での映像による中継はスポーツ配信大手、DAZNに限定されている。

 地上波でW杯出場決定の瞬間が放送されない可能性がある。かつてなかった状況に、日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長は2月1日のサウジアラビア戦(埼玉)に勝利した翌日、こう危機感を口にした。

「自腹を払ってでも(地上波で中継)できないかと考えている」
「地上波でいろんな人が見ることが欠かせない。それが、ひいては(日本の)サッカー人口にも影響する」

 同28日には改めて粘り強く交渉していく考えを明かした。しかし、DAZN側はJFAに交渉を持ちかけられた事実を公表した上で「ご提案内容が、既にご加入いただいているお客さまやファンの皆様にとってフェアなものではなく、両者の共通認識として交渉は既に終了していると捉えております」とリリースで声明を発表。その“応酬”がニュースなどで伝えられると、サッカーファンを中心に大きな注目を集めた。

 JFAがより多くのファンに視聴の門戸を開こうと頑張っているようにも見えるやり取り。今回の試合が無料の地上波で見られれば、日本時間午後6時10分というゴールデンタイムのキックオフでもあり、高視聴率は確実だっただろう。実際に、2月1日のサウジ戦(午後7時10分開始)の世帯平均視聴率は関東地区で20.0%を記録した。そうした状況も踏まえ、独占での中継というスタンスを崩さないDAZNを“悪者扱い”するようなネガティブな反応が、報道を含めて一定数あるのは事実だ。

 ただ、本当にこれは的を射た意見なのだろうか。議論をする上で、まず今回のアジア最終予選を、なぜ地上波のテレビ局が放映できないのか、経緯を知っておく必要がある。

ビクトリー 3/23(水) 7:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d23a8f38c483fbc58ec4a25d9fa1364ef463963

写真
https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20220323-00010001-victory-000-1-view.jpg?pri=l&;w=640&h=450&exp=10800

1 Egg ★ 2022/03/23(水) 11:56:41.88
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1648004201/