元大阪府知事の橋下徹氏(52)が21日、ツイッターを更新し、ロシア国防省がウクライナ南東部のマリウポリで降伏要求するもウクライナ側が拒否した対応を取ったことを批判した。

 最大の激戦地となっているマリウポリでは、ロシアがウクライナ軍に対し、武器を捨てての降伏を呼びかけたが、ベレシチュク副首相は拒否した。

 橋下氏は「一番悪いのはプーチン。しかしゼレンスキー大統領のこの戦争指導も最悪だ。戦う一択になるとこうなってしまう。なぜマリウポリ市民とゼレンスキー政権幹部や国会議員とを入れ替える交渉をしないのか」とウクライナ側の対応に疑問視する。

「戦争指導者や政治家が自らの信念を貫くなら自分たちの命を賭けろ。市民の犠牲で自分たちの政治的信念を貫くのは最悪だ。民主国家の政治家はいくらでも代替可能というのが大前提だ」と続けた。

 次々と一般市民の命が奪われている状況を政治的な話し合いで、一刻も早く止めるべきと主張している橋下氏は「マリウポリの状況では、一般市民が死ぬよりもまずは政治家たちが死ぬのが先だろ。戦う一択の戦争指導は、政治家が自分の命と引き換えに市民の命を守るという思考にならなくなる。日本で戦争指導の研究が必要だ」と訴えた。

東スポ 2022年3月21日 19時50分
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