2022年3月20日
まいじつ

『FF』最新作のストーリーが意味不明?「パルスのファルシのルシがコクーンでパージ」再来か

国民的RPG『ファイナルファンタジー』シリーズの最新作『STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN』(FFオリジン)が、3月18日に発売。国内外で大きな注目を集めている作品ではあるものの、ネット上では公式サイトのストーリー説明が「意味不明すぎる」と話題を呼んでいる。


公式が説明する気ゼロ?

同作は、歴代「FF」の起源となる物語を描いた作品。レーティングは「17歳以上推奨」を掲げており、これまでにないハードかつダークな世界観が構築されているそうだ。


公式サイトではそんなストーリーの概要が公開されているが、出だしからかなり難解な印象。「『混沌の闇』に覆われるコーネリアの大地でジャックは、ジェド、アッシュと出会う」とされており、世界観やキャラクターについての説明はほとんどない。

ジャックたちは渇望するごとく「カオス討伐の旅」を行い、コーネリアの救世主だと考えられているのだが、彼らを待っているのは「黒い水晶」だという。

期待感を煽るためか、あらすじはかなりコンパクト。ところどころ主語や目的語がカットされていたり、「黒い水晶」「カオス」といった用語について説明がなかったりと、一読しただけでは理解しがたい文となっている。

そのため、ネット上では《FFオリジンのストーリーの説明、何を伝えたいのか意味不明すぎてアレ》《中学生の黒歴史ノートかな?》《説明する気が全くないストーリーに笑うわ》《純粋に文章が下手なのがなんか悲しいし恥ずかしい》といったツッコミが相次いでいた。

『FF13』デジャヴを感じるファン

凝った世界観でありながらも、独特の専門用語で理解を拒んでくる「FFオリジン」のストーリーに、2009年に発売された『ファイナルファンタジーXIII』(FF13)を連想する人もいたようだ。

同作もまた、説明のない用語が多数用いられていたことで有名。ネット上ではその世界観について「パルスのファルシのルシがコクーンでパージ」といったコピペが拡散され、ゲームに触れたことのない人々を困惑させていた。

実際には「パルス」「ファルシ」などの用語にはしっかり意味があり、そこまで難しい文章ではないらしいが、初見で与えるインパクトが強いことは間違いない。

「FF13」と「FFオリジン」に同じような目を向ける人も多く、《FFオリジンのあらすじがルシのファルシみたいな初見じゃよく分からん事になってるw》《ファルシのルシがコクーンでパージの頃から何一つ成長してなくて笑う》《ファルシのルシ再来w》といった声が上がっている。

なお「FFオリジン」に関しては、昨年6月に公開されたPVでも大きな話題を呼んでいた。ムービー中で「カオス」という単語が執拗なまでに連呼されていたため、国内外で「カオス」がネットミーム化する勢いを見せていたのだ。

知名度の高いシリーズなので、ネタ扱いしようとする人が増えるのも致し方ないところ。今後はゲームのクオリティーによって、いい意味で話題になることを期待しよう。

https://myjitsu.jp/enta/archives/101870