ロシアサッカー連合の国際サッカー連盟(FIFA)からの制裁に対する延期要請はスポーツ仲裁裁判所(CAS)により棄却された。

2月24日に始まったロシア軍のウクライナ侵攻がきっかけとなり、フットボール界ではロシア排除の動きが加速。他国から対戦拒否の声が上がる中、FIFAは欧州サッカー連盟(UEFA)と共同で同国の主催大会への出場停止を決定した。

この決定により、2022年ワールドカップ欧州予選プレーオフへの出場を決めていたロシアチームは失格となり、パス2準決勝で対戦予定だったポーランドが不戦勝で決勝に進むことが決まった。ワールドカップへの道が閉ざされたロシアサッカー連合はこの制裁を不服とし、プレーオフを戦うためにCASに対して制裁の延期を求めていた。

しかし、CASは18日にロシア側の訴えを棄却したことを発表。声明の中で「この調停中の決定は効力を維持し、すべてのロシアチームとクラブチームは引き続きFIFA主催大会への参戦を停止される。CASの調停手続きは継続中だ。ヒアリングの日時はまだ決まっていない」と伝えた。

これにより、ワールドカップ欧州予選プレーオフを戦うことのできないロシアの本戦不出場が実質的に決定した。

また、FIFAとUEFAからの制裁を受け、ヨーロッパリーグラウンド16進出を決めていたスパルタク・モスクワは、RBライプツィヒと戦えないまま同大会を後にした。

goal 3/19(土) 10:32
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