ロシア政府のオレグ・マティシン・スポーツ大臣が、スポーツ界で強まる同国への制裁に猛反発した。

【写真】抗議活動で掲げられたプーチン大統領とヒトラーの合成写真

 プーチン大統領が主導するウクライナ侵攻によって、国際スポーツ界ではロシアに対する制裁を日々強めている。

 そうした中で、マティシン大臣はロシア放送局「マッチTV」で制裁に反論を展開。「スポーツが本当に政治情勢の人質になっている。国際連盟による勧告は私には理解できない。統一された立場を形成するためには、少なくともIOC(国際オリンピック委員会)の決定についてスポーツ界で議論する必要がある」と主張した。

 続けて「バッハ会長が最近言ったような曖昧な決定をすることなく、会議の場で議論する必要があるはずだ。私たちは家族ですよね? いい家族というものは、誰もがすべての責任を負う。子供を家から道端に追い出すことはない」とIOCを始めとした各スポーツ団体に敵ではなく家族≠セと強調したうえで、議論の場をつくるよう求めた。

 そして「全世界のスポーツが、特定の国の政治家や政府の決定の人質になっていることが判明した。これは絶対に受け入れられない」とスポーツを政争の具にするなと強い口調で非難した。

 ロシアによる一方的な主張に、スポーツ界が耳を傾けることはあるのか。
 
東スポ 3/17(木) 19:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/d08fd464ef552918e5bf1a8a1b9bcd2369f8e65b

写真https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20220317-04068467-tospoweb-000-6-view.jpg?pri=l&;w=640&h=426&exp=10800