3/13(日) 5:15配信
東スポWeb

 ロシアスフィギュアケート連盟(FFKKR)がスポーツ界による制裁を受け、独自のグランプリ(GP)シリーズの創設へ向けて具体的に準備を進めている。

 ウクライナ侵攻を受けてフィギュア界でもロシア勢の国際大会が禁止される中、FFKKRがついに大きな動きに打って出そうだ。ロシア放送局「マッチTV」は「FFKKRがまもなく、GPシリーズの独自の類似大会を組織する可能性がある」と報じた。

 同局は「(ロシア寄りでフィギュア界でも有力選手がいる)中国、ジョージア、ウズベキスタンからの選手を競技に招待する」と指摘。各国の都市で持ち回り開催するシリーズ形式として、国際スケート連盟(ISU)が主催する「ISUグランプリシリーズ」に対抗する構えだ。

 すでにロシアではスポーツ界で進む制裁に対応するべく、サッカーを始めとしたさまざまな競技が集まってロシアや中国が中心となって主催する国際大会ユーラシア五輪≠フ構想が浮上している。今回のFFKKRの動きはこの構想と連動しているが、フィギュア大国としてまずは先手を打って独自大会の枠組みを表明する可能性が高まっている。

 その一方で同局は「情報筋によると、主催者は困難を抱えている可能性もある。規則によると、国際大会は批准手続きを経なければならない。規則に従わないと法的な問題を抱える可能性がある」と指摘しており、実現までにはハードルもありそうだ。

 新たなGPシリーズが立ち上げられば、女子のカミラ・ワリエワ、アンナ・シェルバコワ、アレクサンドラ・トルソワの最強3人娘≠始めとしたトゥトベリーゼ軍団のほか、男子でも北京五輪中国代表の金博洋などスター選手が揃うことになるが、果たして…。

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