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東スポWeb

映画「ブラックパンサー」の監督が銀行強盗と勘違いされ誤認逮捕
ライアン・クーグラー監督(ロイター)
 大ヒットマーベル映画「ブラックパンサー」のライアン・クーグラー監督(35)が今年1月、ジョージア州アトランタの銀行で現金を引き出そうとしていたところ、強盗と間違われて誤認逮捕されたことについて、バンク・オブ・アメリカ銀行がクーグラー氏に謝罪していたことが分かった。米紙ニューヨーク・タイムズが10日伝えた。

 クーグラー監督は同作の続編「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」(原題)の撮影のためアトランタに滞在していた。1月7日、同銀行で自分の口座から1万2000ドル(約140万円)を引き出すため、「現金を渡す時は目立たないように」とメモした伝票を窓口に提出した。その際、カリフォルニア州の身分証明書、銀行のキャッシュカードと暗証番号も手渡したという。

 だが、引き出し額が大金だったことと、メモ書きを不審に思った窓口の行員が上司に報告した。すると上司は警察に通報し、まもなく警察官4人が到着。クーグラー監督は、外に止めた車で待っていた監督の関係者2人と共に手錠をかけられ、拘束された。逮捕の際、関係者の2人は警察にクーグラー氏の素性を説明して、誤解だと訴えたという。

 同紙によると、その後、誤認逮捕だったことが判明し、3人は解放された。警察は逮捕について、「バンク・オブ・アメリカ側の間違いによるもので、クーグラー氏に何の落ち度もなかった」とコメント。同銀行は「このような事態が起こったことを遺憾に思います。決して起きてはならないことで、クーグラー氏には謝罪します」との声明を出した。

 2018年に公開された「ブラックパンサー」は世界累計興行収入が13億ドル(1500億円)以上を記録する大ヒットとなった。今回の続編ではクーグラー監督が自ら脚本も担当。20年に亡くなった主演のチャドウィック・ボーズマンさん以外は、1作目のメインキャスト全員が続投する。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/739f781d0b00e0f241762e48ad04bec9f1cb39c7