『にじさんじ』に所属するVTuberのローレン・イロアスが不祥事によって炎上し、活動自粛へ。それを理由として、いくつかの企業とのタイアップが終了しているのだが、ファンたちの怒りは「にじさんじ」の運営にも向かっているようだ。

Jリーグにドコモ…企業案件に影響大
「にじさんじ」ではJリーグの『2022 J1全18クラブ』とのコラボレーションが決まっていたが、急遽予定が変更されることに。もともと3月3日に同タイアップ企画の「重大発表」が行われる予定だったが、公式ツイートによって配信が見合わせとなったことが明かされた。

また、NTTドコモの料金プラン「ahamo」とタイアップした「にじさんじエデン組×ahamo」というキャンペーンも実施されていたが、こちらは突如“エントリー終了”を告知。予定よりも早期での終了となったようだ。

いずれも「にじさんじ」公式のツイートでは何の理由も記されていないが、タイミング的にローレンの炎上騒動が影響していることは間違いないだろう。ローレンは3月2日にセクシービデオの違法ダウンロードを行っていたことが発覚し、活動自粛を迎えている。

ファンの怒りは公式へ…
ローレンに対して批判の声が上がる一方で、「にじさんじ」の対応に違和感を覚える人も少なくない。その理由の1つは、煮え切らない謝罪態度だ。

タイアップ先だったNTTドコモの「ahamo」公式ツイッターでは、早期終了の理由について《一部ライバーの活動自粛を受け》と明確に説明している。それに対して、「にじさんじ」公式は謝罪するのみで、終了の理由については一切触れていない。

こうした対応を見たファンの中には、ローレンをかばうため、あえて経緯を伏せていると捉える人も。《にじさんじリスナーがキレてることに運営は気づいてくれ》《エデンの4人に変な憶測がいかないように早期終了の原因くらいしっかり記載してください》《応援してただけに色々誤魔化そうとしてるのが許せない。解雇しないならちゃんと事実を公表して誠実な対応しなよ》《そこまでしてローレン守りたいのか? 案件打ち切りになった原因を濁してんの企業として、運営として最悪だよ》と手厳しい指摘が相次いでいる。

その他、デビューしたばかりの新人を大型案件に起用した見通しの甘さを問い詰める声も。「ahamo」とコラボしていたのは、昨年7月にデビューした5人組ユニット「エデン組」で、活動期間は1年に満たない。たしかに大企業が関わる案件を新人たちに任せるのは、リスキーな行為だったかもしれない。

真面目に活動してきたライバーたちが風評被害を受けなければいいのだが…。
https://myjitsu.jp/enta/archives/101461