「森保さん擁護派ではないけど…」

昨年11月にリトアニアのスードゥバを退団して以降、無所属の状態が続いている本田圭佑が、自身が運営に携わるプレミアム音声サービス『Now Voice』で、たびたび話題となっている日本代表の「左SB問題」について言及した。

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 本田は、日本が2-0で勝利した今年1月の中国戦で、『Now Voice』のライブ実況に参加。かつて日本代表で共闘した左SBの長友佑都が中山雄太と交代した際には、「(森保一監督)は佑都に気を遣っているんじゃないかな。ボロを出してるわけじゃないから」と語り、「思いっきしやらかしたら佑都も切られるかもしれない」と付け加えた。

 そして、長友のパフォーマンスについて少なくない批判の声があがると、自身のツイッターで「佑都のこと、俺は好き勝手言うよ。でもメディアや他の人に言われるとなんか腹立つなー」と呟いていた。

 今回のトークでは、自身が事実上の監督を務めるカンボジア代表では、「同じ能力なら年下を使う」と主張。そのうえで、長友と中山のどちらを起用するかが議論となっている森保ジャパンの左SBについては、「大事なところでは佑都を使っておいたほうが絶対いい」と見解を述べた。

「中山さんに関しては認めているし、もしかしたらワールドカップ(本大会)ではチャンスを手にするかもしれないけど、(最終予選のような)緊張感のある試合では、経験の差は気になる。何かあった時の微修正は経験がモノをいう」


 そして、35歳の長友よりも25歳の中山を推す風潮に苦言を呈した。

「サッカーファンは佑都が良いところ出せてないから、あと、過去の凄さと比べてどんどん落ちている印象があるからネガティブなことばかり見がちだけど、そうはいっても、同じ実力を出せる奴がどれだけいるのって話で。とくに大事な試合では」

 35歳のMFは、「ファンの問題点は若手の数字面だけで見て、その能力が出せる前提で物事を話しちゃってる。監督は、緊張する場面でやらかして100%のうち50%しか(実力を)出せなかった時のことも考えてメンバー選考をしている。森保さんが佑都を使っている理由はそこにある」と続け、こう締めくくっている。

「森保さん擁護派ではないけど、佑都の件に関しては僕もそうするだろうな」

 中国戦では精彩を欠いた長友も、盟友の言う“大事な試合”だった続くサウジアラビア戦では、攻守に気持ちのこもったプレーを見せ、称賛を浴びた。

 3度のW杯予選を経験している本田は、こうした重要な一戦ではベテランの力が必要になると考えているようだ。

サッカーダイジェスト 3/1(火) 4:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/502e118ca70f60154a1367a0bb50541ed92b1583

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