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スビトリナ 祖国ウクライナの「家族と友人を救いたい」 ツアー獲得賞金の寄付を明言

 ロイター通信(電子版)は28日、昨年の東京五輪女子テニスで銅メダルを獲得した世界ランキング15位のエリナ・スビトリナ(27=ウクライナ)が、WTAトーナメントでの獲得賞金をロシアからの“侵略”に苦しむ祖国へ寄付すると語ったと報じた。

 報道によるとスビトリナは「本当に最後の瞬間まで、この戦争が本当に始まるとは思っていなかったし、すべてが夜中に起きてしまった…誰もが恐怖を感じ、心を痛めている。そして私の家族はそこにいます。国を離れていない友人も大勢います。彼らは命をかけて戦っていますし、中には国のために戦っている人もいます。最も辛いことは、彼らを助けたいのに、(私は)全く役に立ってないということです。彼らのために何かしたいのです。私の友人の何人かは、電気も水も食料もない状態で本当に苦労しているのです」と苦しい胸の内を明かした。

 現在北中米でツアーに参戦中のスビトリナは、3月9日からのBNPパリバ・オープン(米国)と同22日からのマイアミ・オープン(米国)に出場予定。祖国のために立ち上がり「だから私は、今後メキシコとアメリカで開催されるトーナメントの獲得賞金を、ウクライナ軍と人道支援のために寄付することにしました。そうすることで、祖国を助けることができるはず。そしてこれは、今のところ正しいことだと思います」と賞金の寄付を明言したという。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/53f9ca221e17cebfa6ce4e6003019a8a90fcf471