2/27(日) 14:37
デイリースポーツ

アンカハスまさかの王座陥落 大差判定でV10失敗 井岡の統一戦戦略に影響も
 
 「ボクシング・IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(26日、ラスベガス)

 ザ・コスモポリタンで開催され、10度目の防衛を目指した王者のジェルウィン・アンカハス(30)=フィリピン=が0−3の判定で同級13位のフェルナンド・マルティネス(30)=アルゼンチン=に敗れ、王座陥落する波乱が起こった。

 序盤から手数を出したマルティネスが主導権を支配。最終回まで激しい打撃戦が続いたが、117−111、118−110×2の大差判定でマルティネスが王座を奪取した。

 アンカハスは昨年大みそかに大田区総合体育館でWBO世界同級王者の井岡一翔(志成)との王座統一戦が一度は発表されたが、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」拡大への政府の水際対策強化で入国制限がかかり、試合は中止となった。井岡は統一戦に代わって同級6位の福永亮次(角海老宝石)との4度目の防衛戦を行い、判定勝ちしていた。

 井岡は4度目の防衛に成功後、改めてアンカハスとの統一戦の実現を熱望していた。今回の王座交代劇は井岡陣営の今後の統一戦戦略にも影響を及ぼすことにもなる。

 新王者マルティネスの通算成績は14戦14勝(8KO)。アンカハスは37戦33勝(22KO)2敗2分け。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b60dcc8fe1fc005030f90936d7e8cdc91e81be4e