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東スポWeb

ワリエワ「3月の世界選手権に出場」とロシア報道 出場停止求める声続出の中…波紋必至
動向が注目されているワリエワ(東スポWeb)
 ドーピング問題に揺れるフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(15=ロシア)が3月に開催される世界選手権(3月23日開幕、フランス・モンペリエ)に出場すると現地メディアが報道した。

 ワリエワは昨年12月に禁止薬物トリメタジジンが検出されたことが北京五輪の期間中に発覚。それでもスポーツ仲裁裁判所(CAS)は年齢や通知の遅れなどを理由に出場を許可し、大きな物議を醸した。

 今後は世界反ドーピング機関(WADA)などの調査が引き続き行われることになるが、結論が出るまでは半年から1年程度を要するとの見方が出ている。

 そうした中でまもなく行われる世界選手権でワリエワの扱いがどうなるのか宙に浮いたままとなっているが、ロシアメディア「チャンピオナット」が出場可能になる見込みと報じた。

「ワリエワは積極的にトレーニングを再び始めた。近々、フィギュアスケート選手はチャンネル・ワン杯で演技をする」とまずは3月4、5日にソチで行われる大会に出場する予定。その上で「それから彼女は、フランスの世界選手権に行く。今ではすべてがスムーズに進み、彼女はこの大会でのスタートを許可されているということだ」と指摘した。北京五輪に続き成績の扱いは暫定的になる可能性はあるが、出場自体にはゴーサインが出されていることが明らかになった。

 ただ、もしワリエワがこのままロシア代表として世界選手権の舞台を踏むことになれば、再び大騒動になることは避けられない。米国代表として活躍したポリーナ・エドモンズさんを始め、世界各国のフィギュア関係者がワリエワの世界選手権出場を禁止するよう求めており、大会を主催する国際スケート連盟(ISU)が出場を許可すれば波紋を呼ぶことは必至だ。

 ワリエワはドーピング問題の渦中で再び世界最高峰の舞台に立つのか。その動向に大きな注目が集まる。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/a3a47a7fb11d986869488640ea4c1610d7e0e411