広瀬すずと松坂桃李が主演し、凪良ゆう氏のベストセラー小説を映画化する「流浪の月」の公開日が5月13日に決定し、特報とティザービジュアルが披露された。

原作は2020年の本屋大賞を受賞し、同年の年間ベストセラー1位(日販単行本フィクション部門、トーハン単行本文芸書部門)に輝いた傑作小説。映画版では「悪人」「怒り」の李相日が監督を務め、
撮影監督をホン・ギョンピョ(「母なる証明」「パラサイト 半地下の家族」)、美術監督を種田陽平(「キル・ビル」「三度目の殺人」)が担当している。

誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった家内更紗と、その事件の“加害者”とされた青年・佐伯文の15年後の再会を描く。
広瀬が更紗、松坂が文を演じるほか、更紗の現在の恋人・亮役の横浜流星、心の傷を抱える文に寄り添う看護師・谷あゆみ役の多部未華子が共演。趣里、三浦貴大、白鳥玉季、増田光桜、内田也哉子、柄本明も出演している。

特報は、「その男、家内さんを誘拐した犯人よね?」という不穏な言葉でスタート。雨の日の出逢い、桟橋に佇む更紗、連行される文の裸足、湖のほとりで固くつないだ手……波乱の予兆に緊張感が漂う。
行くあてのない“許されないふたり”の絆は、一体どのような結末を迎えるのだろうか。さらに印象的なのは、更紗、文、亮、あゆみ、それぞれのやり場のない表情。
心揺さぶられる内容とともに、ホン・ギョンピョの撮影した美しい映像にも注目してほしい。

「流浪の月」は、5月13日から全国公開。

https://eiga.com/amp/news/20220222/2/
特報
https://youtu.be/5rXPYZRpmd8