2/17(木) 15:20配信
デイリースポーツ

 フジテレビ系「バイキング」が17日、ドーピング問題の渦中にいる北京五輪フィギュア女子SP首位のカミラ・ワリエワ(ROC)について詳報。陽性反応を示した禁止物質「トリメタジジン」を含めて計3種類の薬物が検出されていたと米紙ニューヨーク・タイムズが15日に報じた事も伝え、番組の取材に答えた専門家は「仮に常飲していたら、血管系の障害を引き起こすリスクもある」と話した。

 ワリエワは昨年12月に採取した検体から禁止薬物「トリメタジジン」が検出されたが、異例の五輪出場が認められている。トリメタジジンは心肺機能を高め、有酸素運動を楽にする効果があるとされるが、ニューヨークタイムズ紙は禁止薬物「トリメタジジン」のほかに「ハイポキセン」と「L−カルニチン」も検出されていたと報じた。

 法科学研究センターの雨宮正欣所長は番組の取材に、ハイポキセンについて「ロシアで開発された低酸素症の治療薬として使う薬で、いわゆる血中の酸素、こういうものを増やす作用がある薬です」と説明。

 L−カルニチンは「代謝を良くする効果」だとし「3つの薬が合わさることによって互いの効果が増す。しかし仮に常飲していたら15歳の体には負担が大きい。血管系の障害を引き起こすリスクもある」と解説した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/354cb72b4a4191949569cc5c6421aa80b9a6d368