0001爆笑ゴリラ ★
2022/02/15(火) 06:03:44.62ID:CAP_USER9東スポWeb
前田幸長氏(左)と話す桑田投手チーフコーチ(東スポWeb)
理論派コーチが連日にわたってG投手陣の改革を押し進めている。巨人・桑田真澄投手チーフコーチ(53)は、斬新なアイデアや独自の理論を練習に盛り込みながら春季キャンプのブルペン内外で目配りを怠らず、多忙な日々を過ごしている。今年は補佐からチーフ格へ昇格。自身を取り巻く環境がガラリと変わり、責任も大きく増した桑田コーチは今、どのような思いを抱いているのか。本紙評論家・前田幸長氏が沖縄・那覇キャンプを訪問し胸の内を聞いた。
【前田幸長・直球勝負】あいにくの雨の中、桑田コーチはブルペンで投球練習を続ける投手たちを見つめていた。気になったところがあれば、アドバイスも欠かさない。若い投手にとって「桑田塾」の一語一句は金言となるだろう。選手と桑田コーチの距離感には、非常にいいムードが保たれていると率直に感じた。
コントロールとテンポアップを今キャンプのテーマに掲げ、投手改革へ取り組む桑田コーチはとにかく多忙だ。前任の宮本和知氏(現球団社長付アドバイザー)からバトンを継ぎ、チーフ格へ昇格したことで「かなりお忙しくなったんじゃないですか」と聞いてみると桑田コーチは「やっぱり、やることがいっぱいあるからね」と苦笑いを浮かべて、こう続けた。
「今までならば(宮本コーチが)『こうやってやるよ』だったら『はい』で終わっていたけれど。いろいろチームで動くことも決めなきゃいけない。あるいはメンバーを決めるだとか…。練習時間や練習内容、誰をどこに行かせるとか…」
とはいえ、その表情には充実感が漂っていた。投手陣たちの調整に確かな手応えも感じ取っているからなのだろう。ちなみに桑田コーチは「みんな頑張っているよ」と目を細めながらも、23歳6年目左腕の名を挙げ、こう評した。
「大江が今年はいいよ。でも、右打者に対しても投げられるようにしようと。左専用じゃあ、チャンスが少ないよと。だから今年は工夫しながら右対策をやっている。まず外とか内が甘くならないように。外はきっちりラインでカウントを取れるというのがないと、変化球は生きてこないよと。ストレートでストライクが取れないと変化球がいいと言っても、それだけで絞られる」
今季は延長12回制で中継ぎ陣の負担が増えることも当然頭の中にある。だからこそ現状の仕上がりを評価しつつ、大江を強化指定選手≠ニして育成するようだ。
最も気になる先発陣の登板間隔に関しても質問をぶつけてみた。すると「理想は中5日だね」としたものの「ただし」と、実はフレキシブルな構想を明かした。
「(シーズンの)最初は中6で入ってもらおうと思う。なぜならちょっと気温が低いじゃない。寒いので中6日で入ってもらって、前半は中5か中6というイメージ。後半になると中5をメインにしながら9月に入ると中4でというイメージにする。まあ試合状況にもよるけれどね。ペナントがどの位置にいるのか…。余裕があれば、そんなに無理する必要はない。中6日で(先発の球数は)135球。中5日だったら120球は投げられるでしょうと」
とても理にかなった考えだと思った。補足として桑田コーチは「(メディアの)記事を読むと『何が何でも5日と4日』って出てるけど、そんなことオレ全然言ってないよ」とも強調。そして「計算通りいかないというのも百も承知だから」と自分に言い聞かせるようにコメントしていたのも印象的だった。
現役時代、同じ巨人で桑田さんから多くのことを教わった私は「桑田理論」の素晴らしさを知っている。今年の巨人の戦いぶりは楽しみだ。
(本紙評論家)
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https://news.yahoo.co.jp/articles/9264444f4b6a4c4a683418a8b6d97c63f8f1c847