2022年02月12日 15時00分
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 7日に行われたノルディックスキー・ジャンプの混合団体で高梨沙羅(25=クラレ)ら5人の女子選手がスーツの規定違反で失格となった問題を受けて、ドイツスキー連盟(DSV)のスポーツディレクターを務めるホルスト・ヒュッテル氏がルール変更を提案した。

 ドイツメディア「ベストファーレンブラッド」によると、ヒュッテル氏は同国の公共放送局「ARD」に「検査のプロセス全てを変える話も出ている。ジャンプの許可が出た選手は大丈夫ということにして、それ以降は失格になることはないようにすれば、選手にとってもいい思うし、見ている方も楽しめると思う」と語った。国際スキー連盟(FIS)でジャンプ競技のディレクターを務めるサンドロ・ペルティーレ氏とも話し合ったという。

 ドイツ勢では個人ノーマルヒルで銀メダルを獲得したカタリナ・アルトハウスが混合団体で失格となった一人。ドイツのシュテファン・ホルンガッハー監督は判定に激怒し、判定を担当したポーランド人のアガ・ボンチフスカ氏を批判していた。

 このようなことが起きないようにドイツ連盟も行動を開始したようだが、ヒュッテル氏はすでに決定された混合団体の判定そのものについては「これ以上調べてもあまり意味がない」とコメントした。